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美容整形の歴史

美容整形というと、日本では歴史が浅いもののように思われがちなのは、美容外科が標榜科として認められるようになり、看板やテレビCMでよく見かけられるようになったのが1978年頃だったからかも知れません。

美容整形としてヨーロッパの技術が日本に伝わったのも昭和初期と言いますから、日本においては確かにそれほど古い技術ではないものの、美容外科そのものの歴史は古く、インドでは紀元前6世紀には鼻や唇の整形が行われていたという記録があるそうです。

現在のところ、美容整形の発祥の地はインドであったろうと考えられていますが、これがギリシャ・ローマにつたわり、美容外科の技術の基礎として、教科書としてまとめられたのはルネッサンス期のイタリアでした。

著わしたのはタリアコッティという医師です。

こうしてみると、美容や容姿に関する人類の興味や意識がいかに強いものだったかよくわかります。

19世紀にはすでに美容外科の基礎的な技術はできあがっていたと言われていますが、当時の美容外科の需要というのは、単に美しくなって異性の関心を引き寄せたいというような気軽なものではなく、ユダヤ人のように、ヨーロッパで偏見を受けがちだった人々が、生まれ持った外見的な特徴を隠し、それらの社会的な圧力から逃れようとして行なわれたものだったと言いますから悲しい話です。

当時最も好感が持たれていたのは、ギリシャ・ローマ風の容貌だったため、それに近づけるための外科手術だったと言います。

美容整形の歴史の悲しい話はその後も続き、二度の世界大戦での戦闘で負傷した兵士達の戦傷を癒やすために、形成外科の技術が飛躍的に進歩し、それが現代の美容整形の技術の元となっているのです。

こうして発達してきた美容整形の技術も現代ではかわいくなりたいとか、美しくなりたいという、ごく平和的な目的に利用されるようになっているわけですから、これは喜ばしいことだと言えるかも知れません。

そして昭和初期にヨーロッパからの影響で美容整形というものが広まってきました。



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